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【レンタル】それから (新潮文庫)
夏目漱石

【レンタル】それから (新潮文庫)

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恋人はいま親友の妻。再会、あなたならどうする――。 ラストは、衝撃/納得? 新鮮な問いを投げる、漱石渾身の恋愛小説。 『三四郎』に続く、漱石前期三部作の第二作。 長井代助は三十にもなって定職も持たず独身、父からの援助で毎日をぶらぶらと暮している。実生活に根を持たない思索家の代助は、かつて愛しながらも義侠心から友人平岡に譲った平岡の妻三千代との再会により、妙な運命に巻き込まれていく……。 破局を予想しながらもそれにむかわなければいられない愛を通して明治知識人の悲劇を描く、『三四郎』に続く前期三部作の第二作。この後、最終章『門』へ。用語、時代背景などについての詳細な注解、解説を付す。 本文より 「だが、姉さん、僕はどうしても嫁を貰わなければならないのかね」と聞く事がある。代助は無論真面目に聞く積りだけれども、嫂(あによめ)の方では呆れてしまう。そうして、自分を茶にするのだと取る。梅子はその晩代助に向って、平生(いつも)の手続を繰り返した後で、こんな事を云った。 「妙なのね、そんなに厭がるのは。――厭なんじゃないって、口では仰しゃるけれども、貰わなければ、厭なのと同(おん)なしじゃありませんか。それじゃ誰か好きなのがあるんでしょう。その方の名を仰(おっし)ゃい」 代助は今まで嫁の候補としては、ただの一人(いちにん)も好いた女を頭の中に指名していた覚がなかった。……(本書124ページ) 夏目漱石(1867-1916) 1867(慶応3)年、江戸牛込馬場下(現在の新宿区喜久井町)に生れる。帝国大学英文科卒。松山中学、五高等で英語を教え、英国に留学した。留学中は極度の神経症に悩まされたという。帰国後、一高、東大で教鞭をとる。1905(明治38)年、『吾輩は猫である』を発表し大評判となる。翌年には『坊っちゃん』『草枕』など次々と話題作を発表。1907年、東大を辞し、新聞社に入社して創作に専念。『三四郎』『それから』『行人』『こころ』等、日本文学史に輝く数々の傑作を著した。最後の大作『明暗』執筆中に胃潰瘍が悪化し永眠。享年50。

ページ数:303ページ

https://www.amazon.co.jp/dp/4101010056

カテゴリ: 本, 2025年3月入庫

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