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【レンタル】門 (新潮文庫)
夏目漱石

【レンタル】門 (新潮文庫)

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略奪婚の先に幸せはあるのか――。 たまたま知った、親友のその後。果して宗助は、彼と会うのか避けるのか。 『三四郎』『それから』より続く、漱石前期三部作最終章。 親友の安井を裏切り、その妻であった御米(およね)と結ばれた宗助は、その負い目から、父の遺産相続を叔父の意にまかせ、今また、叔父の死により、弟・小六の学費を打ち切られても積極的解決に乗り出すこともなく、社会の罪人として諦めのなかに暮らしている。そんな彼が、思いがけず耳にした安井の消息に心を乱し、救いを求めて禅寺の門をくぐるのだが。 『三四郎』『それから』に続く三部作。用語、時代背景などについての詳細な注解、解説を付す。 本文より 宗助は極めて短かいその時の(御米との)談話を、一々思い浮べるたびに、その一々が、殆んど無着色と云っていい程に、平淡であった事を認めた。そうして、斯(か)く透明な声が、二人の未来を、どうしてああ真赤に、塗り付けたかを不思議に思った。今では赤い色が日を経て昔の鮮かさを失っていた。互を焚(や)き焦がした燄(ほのお)は、自然と変色して黒くなっていた。二人の生活は斯様(かよう)にして暗い中に沈んでいた。……(本書203ページ) 夏目漱石(1867-1916) 1867(慶応3)年、江戸牛込馬場下(現在の新宿区喜久井町)に生れる。帝国大学英文科卒。松山中学、五高等で英語を教え、英国に留学した。留学中は極度の神経症に悩まされたという。帰国後、一高、東大で教鞭をとる。1905(明治38)年、『吾輩は猫である』を発表し大評判となる。翌年には『坊っちゃん』『草枕』など次々と話題作を発表。1907年、東大を辞し、新聞社に入社して創作に専念。『三四郎』『それから』『行人』『こころ』等、日本文学史に輝く数々の傑作を著した。最後の大作『明暗』執筆中に胃潰瘍が悪化し永眠。享年50。

ページ数:232ページ

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カテゴリ: 本, 2025年3月入庫

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