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王妃マリーアントワネット(下) (新潮文庫)
遠藤 周作

【レンタル】王妃マリーアントワネット(下) (新潮文庫)

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憎悪、侮蔑、殺意。断頭台に立つ女。 フランス革命に翻弄された生涯を描き出す、華麗な歴史ロマン。 累計130万部! 絢爛豪華、何度も舞台化されたベストセラー。 フランス革命によってヴェルサイユ宮殿の栄華は過去のものとなった。貴族たちは財産を奪われ、特権を剥奪され、次々と裁判にかけられる。王と王妃の処刑を要求する民衆の声は、日増しに高くなって行く。激しい愛を胸に秘め、フェルセンは王妃救出を必死に画策するのだが――。 苛酷な運命の中、愛と優雅さとを失うまいとする悲劇の王妃の生涯を、円熟の筆に描き出す華麗な歴史絵巻。 本文より 「王妃を死刑にしろ」 「あの女を殺せ、殺せ」 アントワネットは急いでベッドから滑りおりた。急いで靴下をはかせてもらい、身支度をしている間に、騒ぎは次第にこちらに近づいた。群集が宮殿の一部屋、一部屋の扉を破って自分を血まなこで探しているのだ。 寝室の壁には小さな扉がある。その扉は彼女の化粧室と昼寝用の寝台のおいてある小部屋に通じる。また国王がそっと彼女の寝室に来る時もその扉を使うのだ。 夫のいる建物はこの小部屋を通りぬけねばならない。アントワネットは泣き声をあげながらそこを走りぬけ、階段をかけおりた。(「危機迫る」) 本書「解説」より 死は大革命の恐怖政治の中で、向うから到来した。彼女は死すべき身を犠牲に供したまでだとさえ語られた。が、もし死が世論に反して外側からでなく、彼女の内側から――彼女自身が死の原因そのものである深い事情を介して現われたとしたら、アントワネットの生死とは?おそらくここに本書の全篇をつらぬく、偽らぬ主題である。作者は最後まで問いつづけてやまない。なぜ一人の女性が破滅を望み、破局の軌道を果てまで歩んで力つきたのか、と。 ――金澤誠(学習院大学教授)

ページ数:464ページ

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カテゴリ: 本, 大人向け, 小説, 2022年12月入庫

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