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【レンタル】花ざかりの森・憂国 (新潮文庫)
三島由紀夫

【販売】花ざかりの森・憂国 (新潮文庫)

通常価格 €3.00 €0.00 単価 あたり

エロスと大義との完全なる融合――。 その美学が凝縮された、宿命的短編「憂国」を含む、傑作自選短編集。 十六歳で、少年の倦怠を描いた作品「花ざかりの森」を発表して以来、様様な技巧と完璧なスタイルを駆使して、確固たる短編小説の世界を現出させてきた作品群から、著者自らが厳選し解説を付した作品集。著者の生涯にわたる文学的テーマや切実な問題の萌芽を秘めた「中世に於ける一殺人常習者の遺せる哲学的日記の抜萃」「詩を書く少年」「海と夕焼」「憂国」等13編を収める。 目次 花ざかりの森 中世に於ける一殺人常習者の遺せる哲学的日記の抜萃 遠乗会 卵 詩を書く少年 海と夕焼 新聞紙 牡丹 橋づくし 女方 百万円煎餅 憂国 月 解説 三島由紀夫 著者の言葉 一つの考えを作中で述べるのに、私はゆっくりゆっくり、手間をかけて納得させることが好きになって来て、寸鉄的物言いを避けるようになった。思想の円熟というときこえがよいが、せっかちだが迅速軽捷な聯想作用が、年齢と共に衰えるにいたったことと照応している。私はいわば軽騎兵から重騎兵へ装備を改めたのである。 ここに収めたのは、従って、私の軽騎兵時代の作品ばかりである。尤も、一概にそうは言っても、それ自体純粋に軽騎兵的な作品もあれば、重騎兵への移行を重苦しく内に秘め、もっぱらその調練のために書かれた作品もある。 (本書「解説」より) 三島由紀夫(1925-1970) 東京生れ。本名、平岡公威(きみたけ)。1947(昭和22)年東大法学部を卒業後、大蔵省に勤務するも9ヶ月で退職、執筆生活に入る。1949年、最初の書き下ろし長編『仮面の告白』を刊行、作家としての地位を確立。主な著書に、1954年『潮騒』(新潮社文学賞)、1956年『金閣寺』(読売文学賞)、1965年『サド侯爵夫人』(芸術祭賞)等。1970年11月25日、『豊饒の海』第四巻「天人五衰」の最終回原稿を書き上げた後、自衛隊市ヶ谷駐屯地で自決。ミシマ文学は諸外国語に翻訳され、全世界で愛読される。

ページ数:336ページ

https://www.amazon.co.jp/dp/4101050023

 

カテゴリ: 本, 大人向け, 小説, 2025年11月入庫


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