Kotch Library - 在オランダの日本語図書館。レンタル全て€0.50/冊。販売本は欧州32カ国に発送。
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【レンタル】山の音 (新潮文庫)
川端康成

【レンタル】山の音 (新潮文庫)

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家族という悲しい幻想。夫と妻、親と子、姉と弟、舅と嫁。 日本独特の隠微な関係性を暴いた、戦後文学の傑作。 深夜ふと響いてくる山の音を死の予告と恐れながら、信吾の胸には昔あこがれた人の美しいイメージが消えない。息子の嫁の可憐な姿に若々しい恋心をゆさぶられるという老人のくすんだ心境を地模様として、老妻、息子、嫁、出戻りの娘たちの心理的葛藤を影に、日本の家の名状しがたい悲しさが、感情の微細なひだに至るまで巧みに描き出されている。戦後文学の最高峰に位する名作である。 本書「解説」より この作品の中に具体的に描かれた「日本古来の悲しみ」は、日本の中流の家庭の、一種名伏しがたい暗い雰囲気だと思う。古くから持ち伝えた日本の「家」のなかの悲しさが、家族の感情の微細なひだに到るまで隈なく捕えながら、揮然と描き出されているのだ。(略) 日本の「家」を、そのあらゆるデテールにおいて、冷静に描き出したこの作品は、一方において、日本的感性の極致とも言うべきものだが、他方において、そこに作者のきわめて批判的な、知的な眼が働いていることを、認めないわけには行かないのである。 ――山本健吉(文芸評論家) 川端康成(1899-1972) 1899(明治32)年、大阪生れ。東京帝国大学国文学科卒業。一高時代の1918(大正7)年の秋に初めて伊豆へ旅行。以降約10年間にわたり、毎年伊豆湯ケ島に長期滞在する。菊池寛の了解を得て1921年、第六次「新思潮」を発刊。新感覚派作家として独自の文学を貫いた。1968(昭和43)年ノーベル文学賞受賞。1972年4月16日、逗子の仕事部屋で自死。著書に『伊豆の踊子』『雪国』『古都』『山の音』『眠れる美女』など多数。

ページ数:400ページ

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カテゴリ: 本, 大人向け, 小説, 2025年5月入庫

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