【販売】虫眼とアニ眼 (新潮文庫)
「一緒にいるだけで分かり合っている」間柄の二人が、 作品を通して自然と人間を考え、若者への思いを語る。カラーイラスト多数。 小さな虫の動きも逃さず捉えて感動できる「虫眼の人」養老孟司と、日本を代表する「アニメ(眼)の人」宮崎駿が、宮崎作品を通して自然と人間のことを考え、若者や子供への思いを語る。自分を好きになろう、人間を好きになろう、自然と生きるものすべてを好きになろうという前向きで感動的な言葉の数々は、時代に流されがちな私たちの胸に真摯に響く。カラーイラスト多数掲載。 【目次】 養老さんと話して、ぼくが思ったこと 宮崎駿 『もののけ姫』の向こうに見えるもの 対談1 1997 みんな「人間嫌い」になっている/あまった「感性」が人間に向いた/生きていくための武装に欠けている/日本は自然に助けられてきた/お先真っ暗だから面白い 対談2 1998 理屈じゃなしに通じる宮崎作品/固定しているものも動いているという意味/ジタバタしているときに立ち込めるエネルギーの匂い/戦争に負けて抵抗の少ないほうへ行った/濡れ場があるとかないとかは最低のこと/混ざって生きていくしか対応しようがない/ブルーカラーがどこかで働いている/あの子を楽しませたい 『千と千尋の神隠し』をめぐって 対談3 2001 「懐かしさ」という感覚をめぐって/日本の建物を描く/言葉と情報/アニメーションはリアリズム/子どもたちの心によりそった映画を作りたい/電車のシーンを描けてよかった 見えない時代を生き抜く――宮崎アニメ私論 養老孟司 文庫版あとがき 宮崎駿
ページ数:192ページ
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カテゴリ: 本, 大人向け, エッセイ, 2023年12月入庫